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つれづれ絵日記
趣味の透明水彩画を掲載し日々の生活ぶりをつづります。
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ごくしげ

Author:ごくしげ
埼玉在住。現在、夫婦2人暮らし。
フリーのグラフィックデザイナーです。
多趣味の方で色々やっています。
透明水彩画をはじめ楽器演奏など楽しんでいます。



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サンフランシスコでの青春
IMG_2521a.jpg
〈今日の絵〉
 里の秋





IMG_3224.jpg

ひえぇ~っ!
このゴミの山。誰だよ~。
こんなとこに捨てやがって!



11時10分になるのにまだ来ないなぁ。
どうしたんだろう?

ユニオンスクエアは休日なのでいくらか
人出が少ないようです。
今日も快晴!空を仰げばめっちゃ澄んだブルーだ。

それにしても遅いなぁ。
時計をみるともう11時を20分ばかり過ぎている。

バスでも遅れているのだろうか。
それにしても遅いなぁ。
よ~っし、電話してみよう。

電話しても誰もでない。
もうちょっと待ってみるか。

今日はクラスメートのRと待ち合わせて
遊びにいくのです。
11時にこの広場でと昨日、約束しました。
だのに、だのに。………

私とRは当時、アメリカ、サンフランシスコにある
語学学校に通っていました。
Rは中米エルサルバドルからきたヤツです。
彼の母国は小さな国で、政治的にも色々困難な
こともあり、また生活も貧しく、大変なようです。
それで家族ともども、このアメリカに渡り生活しています。

彼はとても頭の良い、知的な、また相手の気持ちを
よく気使う、ラテン系の人種とは思えないもの静かな人です。

こうして待ち合わせても約束の時間にはきません。
大体1時間くらいは遅れてきます。
日本ではとうてい考えられないことです。

最初はまったくひでぇ~ヤツだなぁ~。
と思いましたが、彼にとってはひどくも何ともないようです。

私もそういう彼の行動を読み
今では私も1時間くらい遅くいきます。

だったら最初から1時間遅い時間にすれば?
ってことになりますが。(笑)

やはりそこはラテン系ですね。
「アスタマニャーナ」「ケセラセラ」の世界です。
先のことなど、考えない、なんとかなるさ。なんです。

そういった点、彼もおおらかです。
学校でテストがあるって時でも、無我夢中で
勉強しないようです。
Rはいつも成績が良いので、こりゃぁ、けっこう
家で勉強してくるんじゃないかな?
当然そう思っていましたが。




ある日、Rの家に呼ばれ夕食をご馳走になったので
そのお礼にとRを誘い、日本レストランで
寿司を食べることになりました。

行く前に生の魚、食べられる?
と聞いたら彼の答はOK!
自国でも食べるという。????
よく解からないが本当なのかな?
まあ、行って見よう。
てことで寿司を食べにいきました。

口に運んでいるので、あぁ、大丈夫なんだなぁ。
と思っていたら何個か食べ、半分くらいまできたろころで
彼の手が止まり、なかなかその先へと進まないんです。
何を食べたのかわかりませんが、やっぱ口に合わなかったんですね。

好奇心が強いので寿司にも興味もったんでしょうね。
しかし現実は………
私に気を使い、やっぱダメだとも言えず、ひたすら頑張ったんですね。
こういったところがラテン系とは思えない性格です。


Rは日本の伝統文化にすごく興味があるらしく
私にいろいろ聞いてきます。
それが残念なことに日本人でありながら
よく知らないので、答えることができません。

その頃はけっこう外国かぶれなところが
ありまして、音楽からファッションにいたるまで
海外の流行に敏感になり、ほとんど日本の伝統文化
とかけ離れた生活でした。



ある日、日本人街で開かれた「さくら祭り」で
コンサートがありRと一緒に行き、
その時初めて琴の生演奏を聴きました。
な、なんと金髪の男が琴を演奏していたんです。

ガ、ガガァ~ン!

驚きました。演奏も素晴らしかったんですが

その琴を弾く姿にはまいりました。
着物袴姿で、一心不乱で演奏する姿がめっちゃ、
凛々しく、かっこいいんです。

やっべぇ~、やっべぇ~!

日本人でありながらな~んも知らない自分。
もっと自国の文化に触れなくては。

このこともあって後に琴をやるきっかけとなりました。
また琴の音色自体が好きだったということも含めて。

Rもこの演奏を聴いて以来すっかり琴の魅力に
まいってしまったようでした。

私が帰国してから琴の音楽テープを彼に
送ってあげたりしているうちに、自分自身も
益々興味を抱いてしまったことも大きな原因です。

他国にきて、自分の国の良さを知るってヤツですね。


楽しかった学校生活も終え、Rは大学へ入るため
語学学校を後にしました。
将来は弁護士になりたいと言って。
一年足らず席を並べて勉強したRとの生活も
終わりました。
私は引き続きこの語学学校で勉強です。

思えばRとはいつも行動が一緒。
あのぬけるような澄んだ青空に眩しい太陽がふりそそぐ
坂道を歩きながら、いろんなことについて話しあったなぁ。
バスケットボールをしたり、美術館へいったり、
アートの好きなRと一緒にレザークラフトをしたり……


IMG_1292.jpg
黄昏時のサンフランシスコの街並みを描いた絵です。


金も少なくなったのでアルバイトを始めました。
アメリカ人が長期滞在する老人専用のホテルです。
これからは本当のアメリカ人相手のアメリカ生活と
なるわけです。


今日もサンフランシスコは快晴!
空を仰げばめっちゃ澄んだブルーだ。



IMG_3225.jpg

な、なんだよぉ~!
このゴミの山。誰だよ~。
こんなとこに捨てやがって!




















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